しわの原因
年をとると、弾力繊維や膠原繊維といった真皮の繊維組織が変化して
表皮のハリを支える力がなくなりシワの原因となります。
表皮では、角質層が20代の頃の正常な肌の12~13層から
年とともに17~20層まで分厚くなるため、ターンオーバーが遅くなり、
保湿機能が衰え、肌の表面のモイスチャーバランスが崩れるため、
肌の柔軟性がなくなってきます。
やがて皮膚の組織全体の機能が低下し、
弱まってシワになりかかったところへ紫外線があたると、
シワがそのまま固定されてしまいます。
これは紫外線が真皮の繊維芽細胞にはたらきかけて、
異常なエラスチンを作らせすぎることが原因といわれています。
シワは、皮膚機能の低下などの内的要因と、
紫外線などの外的要因が重なってできています。
シワができやすいのは、皮膚が薄く、皮脂の分泌量が少なくて、
筋肉の運動量が多いところ。
顔で言えば、たとえば目のまわりがこれにぴったり当てはまります。
早い方は20代前半で現れてきます。
目尻とおでこに薄くシワのようなものが出始めます。
これは、環境やストレス、睡眠不足などによる肌の乾燥が原因で
一時的にできる角質層のシワです。
これが30代に入ると目尻のシワのようなものは
本物のシワ(遂に表皮のよれが真皮まで到達したもの)になり、
さらにこの、シワのようなものが目の下や口の周りにも
新たに出現するようになってきます。
30代後半にはおでこの眉間のシワのようなものが本物のシワに移行。
この後は目のしたが2重になったり、
口の周りも2重になったりしながら顔中に本物のシワができてきます。